塗り替え前
周りの環境からコケが多く見られ、高圧洗浄で洗い終えると
塗料の剥がれ、浮き等が多くみられ下地を作る作業に日にちがかかりました。 見出し
現状
下地調整を正しく行ってないとこういう剥がれがおきます。
ホコリやコケなどを除去していなったり、水分がある状態で塗装したり、下塗りを省いて塗装したり・・・。
どんな高性能の塗料を塗ってもこれでは意味がありませんね。
現状。
この様な状態ですと、高圧洗浄では落ちません。
塗装は塗ってしまえば綺麗に見えるものです。だからこそ施工業者の選定が大事なのです。しかも屋根となると家主さまは確認しずらいところですし・・・。
下地調整
回転サンダーを旧塗膜を削り落としていきます。
機械が入らない部分はワイヤーブラシ等で落としていきます。
浮いている塗膜を除去。
除去するだけでは段差が出来てしまい仕上がりに影響します。
下地を作る。この作業が塗装では1番大切な作業なのです。
下塗り。
下塗り材には数種類あり、下地の素材、劣化具合等で選定します。
今回は古瓦用のセメント系カチオンを選びました。
これはセメントと塗料の中間の様な材料で厚さが生まれ、段差や塗料の吸い込みなどが多い場合にはこれを使用しています。
スプレー塗装では入りにくい場所や塗装できないところは刷毛で塗っていきます。
縁塗り完了
刷毛塗りでの下塗りが終わりました。
下塗り吹きつけ
ファンデーションです。これで素地をなめらかにします。
下塗り完了
数度塗り重ね吸いがなくなり、この状況で上塗りの仕上がり具合が判断できます。
縁 上塗り
下塗り同様、吹きつけ出来ない部分は刷毛塗りをしていきます。
これも仕上がるまで何度も塗り重ねが必要です。
上塗り
いよいよ上塗りです。これまでの作業で仕上がり具合はすでに決定しています。ここでは主に艶を意識し、3度から5度塗り重ねて光らせていきます。
完成。
20年ほど前はシンナーを使う材料が主流でした。最近では水性でもかなりの光沢が出せるようになりました。
臭いも少ないですし、環境の事、近隣住人さまの事を考えると主流は水性ですね。
完成。
セメント瓦では信頼性の高い材料です。