内装リフォーム(先行工事)

室内のリフォームを先行して作業致します。

また施主様直接施工の設備系のリフォーム作業と連携しながらの施工です。

まずは内壁や床面の傷んだ箇所のやり替え。

長年お世話になっております工務店様に作業をお願いしています。

弊社社員皆の大先輩で、確かな施工に安心してお願い出来ます。

お客様にとっても大先輩にあたり、色々と直接相談にのって頂いたり

便宜を図って頂きました。

それと壁紙の張替えまでは業者様にお願いして、

塗装にて施工できる部分は弊社にて作業させて頂きました。

一階和室のガイナと木部塗装、

その他軒天井の塗装を行いました。

キッチン設備は施主様直接、だんだんと仕上がってきました。

次は足場をかけて外装にとりかかります。

 

高圧洗浄

内装が終わりましたので、外装に取り掛かります。

まずは高圧洗浄にて長年の汚れを洗い流します。

屋根はセメント瓦です。

耐久性も高く扱いやすく、かつて多くの住宅で使用されたポピュラーな瓦ですが

陶器(焼き)瓦とちがいもとから塗装された製品で、塗膜が劣化すると素地(セメント)が

表面化しどんどん劣化してしまうため、定期的なメンテ(塗替え)が必要です。

また、塗膜が劣化した素地のセメントは表面の凹凸と吸水してしまう性質から苔汚れが溜まってしまいます。

今回もかなり苔の付着がありました。それを高圧洗浄にかけるとどうしても飛び散ってしまうため

飛散防止のブルーシートを張って洗浄しています。

戸袋にしまわれた雨戸は引き出してから長年の埃汚れを洗い流します。

こんどは再度収納して網戸と窓ガラスを洗います。

サッシのレールも埃などが溜まっていますので、一つ一つ洗っていきます。

玄関回りや外構、外塀なども苔や汚れを落としていきます。

シーリング作業と錆止め等

モルタル外壁のシーリング作業です。

シーリング材の充填の前に塗装でいうところの下塗りを行います。

シーリング材自体にも接着力はありますが、確実な接着を図るためのプライマーを

前もって塗布します。

乾燥後にシーリング材の充填です。

オートンイクシードをコーキングガンを使用して充填していきます。

それをヘラを使って均して仕上げます。

ゴムヘラや金ベラを場所に応じて使い分けるのですが、

中々コツの必要な作業です。

モルタル壁の場合、殆どの場合に一定の間隔で呼び目地と呼ばれる目地が入っています。

ひび割れしやすいモルタル壁ですが、予め目地の部分に割れが生じるようにして

目地以外の割れを防ぐ(吸収)ためのものです。

その為に目地は大抵割れてしまっていますので、しっかりとシーリング材を充填してあげます。

ひび割れの動きに追従するシーリング材が今後の割れを防いでくれます。

後日トタン部の錆止めを行いました。

下屋の雨切りトタン、出窓・玄関庇のトタン屋根等

各所にトタン板が用いられ、既に錆が生じているところもあります。

既に発錆している部分は錆落としとしてケレンします。

錆は埃汚れと一緒で、綺麗に除去した後に塗装しないと

簡単に塗装が剥がれてしまいます。

それから養生の一部としてブルーシートの敷設も行いました。

 

 

モルタル外壁の下塗り

外壁の下塗りを行います。

シーリングで補修しなかった小さなクラックの補修を兼ねて

フィラーを塗装します。

軒天井は垂木がそのままの昔ながらの和天井です。

際に刷毛を入れて

スモールローラーで垂木にそって

大きなローラーで全体を塗って行きます。

その際に壁に生じたヘアクラックを確認しながら、

クラックに充填するように塗って行きます。

玄関のタイル部分はカチオンシーラーを下塗りに使用しました。

外壁の中塗りと上塗り(ユメロックシリコン)

二液型シリコン塗料のユメロックシリコンを使って

外壁の中塗りと上塗りを行います。

下塗りと同様に軒天の際などに刷毛入れを行ってから

ウールローラーを使って壁面全体を塗り進めていきます。

午後から二回目の上塗りも行いました。

外壁の色は元のお色と余り変わらないのですが、軒天井の色が違うだけで

全体の見え方がかなり違って見えます。

外壁もより明るく見えるようです。

セメント瓦下塗り(ロック水性プロテクトルーフ用サフ)

屋根の下塗りを行います。

高圧洗浄後の屋根の状態ですが、瓦表面の旧塗膜は殆ど残っておらず

セメント瓦の材質、モルタルが剥き出しになっています。

細かな孔が開いている状態で防水性能も劣化していますので、

孔を塞いでしまうためのサフ(サーフェイサー)を使用します。

塗料の中の微細な粒子が孔を塞ぎ、表面の凹凸までも均してくれます。

瓦の塗装は吹付による塗装のほうが容易なのですが、

今回は風が強く、ローラーを使った塗装に切り替えました。

写真に霞がかかっているのは、すみません...

携帯のカメラレンズが割れてしまいました。

見にくい写真ですが、下塗りの完了です。

モルタル素材に被膜が出来て防水性能も復元出来ました。

この上に中塗りと上塗りを乗せていきます。

セメント瓦中塗り・上塗り(水性プロテクトルーフ)

屋根の中塗りに進みます。

使用材料はロックペイントの水性プロテクトルーフ。

文字通り屋根(ルーフ)を守る(プロテクト)ための屋根専用塗料になります。

焼き瓦と違い定期的なメンテナンスが必要なセメント瓦やコロニアル屋根の

素材自体を守ってくれます。

さて中塗りも下塗り同様、風が強くローラーを使って手塗りで行っていきます。

身体には堪える作業ですが、一枚一枚確認しながら塗り進めます。

後日、今度は風も収まりましたので吹付によって上塗りを行いました。

足場の養生ネットを取り外して、全体の仕上がりをご確認頂くべく。

私たちも一番うれしくなる時間です。

外壁、軒先、屋根。

全体としてもバランスの良い配色になったと思います。