雨漏り調査(先行作業)

本体工事の前に雨漏り調査を実施させて頂きました。

長年の雨漏りで、床板は既に腐食してしまっています。

原因をしっかり調査して、対策を行う必要があります。

雨漏りの原因と考えられる箇所を予め想定し、

段階をおって下の段から散水調査を行います。

窓回りの外壁ボードも浸水による腐食でボロボロになっています。

シーリングの目地も同様です。

見た目上最も怪しい箇所ですが、散水調査では浸水に至りませんでした。

もっと上部の箇所からの浸水のようです。

ベランダ防水の立上りも異常ありません。

ベランダ笠木のシーリング箇所に散水すると

漏水を確認出来ました。浸水箇所の特定です。

シーリングの切れ目です。

防水上重要な部分ですが、シーリングだけしか防水対策が施されていないようです。

ここに水が入ってしまうと、外壁の防水シートの内側ですので駄々洩れになってしまいます。

そしてサイディングボードが縦貼りでシーリング目地が横に走っています。

防水シートの外側を流れた水はここでせき止められ、ボードを腐食させてしまっています。

ボロボロになってしまった部分はカットして補修を行います。

養生ネット張りと高圧洗浄

最強寒波の影響で熊本にも雪が積もり、翌日もうっすらと雪が残っています。

瓦の上は凍った状態です。

注意しながら養生ネットを張っています。

塗料の飛散防止目的ですが、高圧洗浄の汚水飛散も防いでくれますので

大事なネットです。

洗う準備が出来ましたので、高圧洗浄を行います。

と、思いましたが水が出ません。。。

ホースの中が凍ってしまっていました。

ほぐしてみると僅かに出てきた水が、また凍ってしまう状態。

最強寒波は伊達じゃないですね。

手もかじかむそんな状況ですが、頑張って洗わせて頂きます。

長年の埃や汚れ、チョーキング化した塗膜を洗い流します。

ベランダ防水は排水溝の苔や室外機裏の塵汚れ、後々の塗装作業の

支障となりますので、きっちりと洗います。

玄関庇や軒天はりっぱな木造です。

天然木による灰汁汚れが出ますので、丁寧に洗い流していきます。

玄関アプローチ、駐車場の土間の石材タイルも塗装範囲ではありませんが

ピカピカになるように洗浄させて頂きます。

門柱も切り出し石材で、立派なものですが苔やカビ汚れで

黒くなってしまっています。

カビ垢が手強く時間がかかりましたが、丁寧に。そして綺麗になれとぶつぶつ言いながら。。。

外壁補修(浸水によるボード劣化)

ベランダ笠木のシーリング部からの浸水が室内への雨漏りと

外壁ボードの劣化(腐食)をもたらしていました。

ボードの劣化は強度的にも問題がありますので、樹脂モルタルを使って補修を行いました。

木鏝で表面を荒らしていますが、吹付塗装されたボードの表面を再現出来ていません。

このまま塗装すると補修跡がそのまま見えてしまいますので、化粧塗装(パターンつけ)を行います。

翌日、樹脂モルタルの乾燥後ボンタイル塗装を行いました。

この上から下塗りを行って行きます。

軒先塗装(ユメロック・ガードラックアクア)

今回の破風板は合成木+樹脂、軒天井は天然木。

ユメロックシリコンとステイン塗料のガードラックアクアを使います。

軒天井の木材にステインを浸み込ませるようにガードラックアクアを塗って行きます。

合成木の破風板はユメロックシリコンで塗装します。

焼き物の瓦は塗装しませんので、汚さないように際に刷毛入れを行ってから

スモールローラーを使って塗って行きます。

どちらも二回重ね塗りして仕上げになります。

横樋、鼻隠し(破風板)、軒天井を塗装致しました。

外壁下塗り

外壁の下塗りを行います。

ボンタイル塗装にも使いましたソフトリカバリーⅡです。

補修部以外にも小さなヘアクラックがありますので、クラック補修も兼ねながら

下塗りしていきます。

際の刷毛入れにはミニローラーも使います。

それからウールローラーで塗り広げていきます。

お色をのせる準備が出来ました。

乾燥させて中塗りへと進んで行きます。

外壁中塗りと上塗り

外壁の中塗り、上塗りを行います。

使用材料のユメロックシリコン(溶剤系二液型)です。

二人で二階建て四面、頑張って午前中に塗り上げました。

午後からもう一度塗り重ね(上塗り)を行います。

御客様にもお喜び頂いた、とても良い感じの仕上がりになりました。