高圧洗浄と鳩対策

いつものように高圧洗浄から作業に取り掛からせて頂きます。

外壁はモルタル壁のリシン吹きに一度塗装されているようです。

圧を調整しながら洗い流していきます。

雨戸も戸袋から引き出して長年の埃を洗い流します。

また、鳩以外に蝙蝠にもお困りとの事。

糞が溜まっていないか、侵入の形跡がないか確認しながら洗って行きます。

こちらが長年お悩みの鳩の糞です。

雨樋にとまりながらと、出窓の上に巣をつくっていてその子育ての

最中の糞のようです。

この出窓の上に鳩が来るようになってから、ここに発泡スチロールの箱を置かれて

スペースを埋められたのですが、その箱に穴をあけて巣箱として子育てしていたようです。

この鳩の糞は、これを見て鳩が安心して寄ってくるそうなので、

徹底的に綺麗に洗い流します。

今回は、板金業者さんにお願いして、ここにカバーを取り付けて頂く予定です。

他の下屋も綺麗に洗浄していきます。

一階部分の外壁やサッシなども同じように洗い流します。

玄関土間や外塀など、塗装しない箇所も長年の苔汚れを落とすだけで

すっきり綺麗に見えますので、時間は掛かりますが洗わせて頂きます。

軒先塗装(JPMクリアとユメロック)

軒先系の塗装を行います。

今回の破風板(鼻隠し)と軒天井は木目調のプリント(化粧シート)材のため

その見た目を活かすべく、クリア塗装を行います。

使用材料のJPMフッ素UVクリアコートです。

際に刷毛入れを行います。

今回は横樋は別途二液シリコンのユメロックを塗装しますので、

汚さないように注意しながら塗って行きます。

液だれしないように短毛のローラーを使って塗って行きます。

横樋は既存の色に合わせて、ユメロックシリコンの直接二回塗り仕上げです。

お色的には元のままですが、艶がもどり輝いています。

外壁下塗り

外壁の下塗りを行います。

モルタル外壁のヘアクラック対策もかねてフィラーを塗装します。

クリアを塗装した軒天井等を汚さないように刷毛入れをおこなってから

ウールローラーで塗り進めます。

既存の吹付リシンの凹凸を多少均す感じに塗って行きます。

この後ガイナでお色をのせていきますが、まずは下準備まで。

お化粧のファンデーション、おしろい状態ですね。

外壁塗装(ガイナ中塗り、上塗り、付帯塗装)

外壁にガイナを塗装していきます。

下塗りで下地調整しているため、塗りにくいと言われるガイナも

ムラなく塗っていけます。

ガイナの一回目、中塗り完了です。

翌日にガイナの二回目、上塗りを行いました。

それから付帯部(縦樋や雨戸等)の塗装も行いました。

鳥害対策(鳩除け)

お客様は鳩の被害に長年お悩みで、今回の塗装に併せて対策をご依頼頂いておりました。

二階の出窓が軒先との間隔や出幅の関係から丁度良い鳩の塒となってしまっていました。

その鳩が留まるスペースを無くそうと発泡スチロールの箱を置かれていらっしゃいました。

ですが、鳩はその箱を突いて穴を明け巣箱にしてしまっていました。

鳩除けとしてこのスペースを塞いでしまいます。

板金業者様にお願いして立派なカバーを拵えて頂きました。

道路に面していない、お隣様と隣接している東面に巣を作っていましたので、

この面の二つの窓をカバーで対策して、

その他の窓は市販品を取り付ける事に致しました。

フラワーボックスの手すりにはテグスを張って、

窓枠と雨樋の引込には鳥よけピンを取り付けました。

とりあえず鳩の留まれるスペースは全て無くしました。

それでもまだ帰ってこようと足場に泊まったり、屋根の上から様子を眺めています。

鳩の帰巣本能を利用したのが伝書鳩。

鳥の多くは子育ての為の営巣場所と寝場所は別なのですが、

鳩は営巣場所と寝場所が一緒の珍しい鳥との事。

そして年に何度も卵を産むそうです。

此処にはもう場所が無くなりましたので、次の卵は

どこか山のほうに新しい新居を構え、安心して子育てしてもらえると思います。