軒先(軒天井・破風板・横樋)塗装

ケンエースGⅡと無機ガードF

軒先系から塗装に取り掛かって行きます。

軒天井用のケンエースGⅡと破風板・横樋等のキクスイ無機ガードFです。

まずは軒天井からスタートします。

目地に刷毛入れ中

目地と際に刷毛入れして

ウールローラー塗装中

ウールローラーで塗り進めていきます。

直接二回塗り仕上げです。

次に破風板・横樋を無機ガードFで塗装します。

軒天井と同じように際などに刷毛入れをしてから

ローラーで塗っていきます。

こちらも直接二回塗り仕上げとなります。

既存の破風板はグレーでしたが、外壁の色や雨樋の色から茶色に変更しました。

温かみのある、良いお色になりました。

外壁補修(ビス打ち、パテ打ち)

既存サイディングボードは地震の影響と思われますが、

ボードの浮きやクラック、割れ等の傷みが目立っていました。

浮いた箇所に釘打ちをしてみましたが、固定が弱いために

木ネジで押さえています。

また辛うじて割れてしまった欠片もシーリングで留まっていたり

既に欠損している箇所等すべてをパテにて補修してきます。

30cm近くの大きな欠損箇所もありました。

サイディングボードの補修が終わりましたので、下塗りに進みます。

外壁下塗り(水性カチオンシーラー)

外壁の下塗りを行います。

下塗り材はロックさんの水性カチオンシーラーです。

劣化したサイディングボードには表面上に塗るだけではなく

ボード自体が吸水しようとしますので、シーラーを吸わせるように

塗って行きます。

刷毛とローラーを使いますが、サイディングの模様(凹凸)の具合によって

ローラーの毛の長さなどを選定して塗っていきます。

良く使う中毛ローラーですが、目地の塗装に少し手間取ってしまいました。

長毛タイプに変えて目地の際まできっちり塗りこんでいきます。

外壁下塗りの完了です。

外壁中塗り(ベース色二回塗り)

下塗りが終わりましたので、中塗りに進みます。

今回はツータッチ塗装を行いますが、ベースの色で二回塗りまで仕上げて

その上に更にトップ色を塗り重ねていきます。

材料はアレスダイナミックトップ。

塗材の大敵「紫外線」は顔料の主成分となる酸化チタン(白色顔料)を劣化させ

ラジカル(チョーキング化)を発生させます。

このラジカルを抑えるラジカル制御系の塗料が各メーカー様から出されるようになってきています。

アレスダイナミックトップも、シリコン塗料でありながらフッ素塗料に迫る高耐候性を誇る塗料です。

天井との際等に刷毛入れを行ってから

ウールローラーで塗り進めます。

午後から二回目を塗って行きます。

サイディングボードの凹凸が良い具合に色の濃淡をだして

トップ色を塗る前に既に美しく輝いています。

外壁上塗り(ツータッチ塗装のトップ色)

既存サイディングボードの模様を復元するためにツータッチ塗装を行います。

凹凸を利用して二色に塗り分ける技法です。

簡単なようですが、塗りムラが後から目立つ神経を使う作業です。

通常の塗装は数人で塗り進めますが、この作業は一人で全体を塗り上げてしまいます。

作業者が違うだけで仕上がりが異なってしまうからです。

撮影者はこの作業に携われませんので、追いかけながら残りの仕上げを進めていきます。

養生をばらして、出窓トタンや

雨切りトタン等を塗って行きます。

階段の蹴込鋼板はダメ込み(際のライン引き)が簡単なようで

神経を使う作業です。