お客様は鳩の被害に長年お悩みで、今回の塗装に併せて対策をご依頼頂いておりました。
二階の出窓が軒先との間隔や出幅の関係から丁度良い鳩の塒となってしまっていました。
その鳩が留まるスペースを無くそうと発泡スチロールの箱を置かれていらっしゃいました。
ですが、鳩はその箱を突いて穴を明け巣箱にしてしまっていました。
鳩除けとしてこのスペースを塞いでしまいます。
板金業者様にお願いして立派なカバーを拵えて頂きました。
道路に面していない、お隣様と隣接している東面に巣を作っていましたので、
この面の二つの窓をカバーで対策して、
その他の窓は市販品を取り付ける事に致しました。
フラワーボックスの手すりにはテグスを張って、
窓枠と雨樋の引込には鳥よけピンを取り付けました。
とりあえず鳩の留まれるスペースは全て無くしました。
それでもまだ帰ってこようと足場に泊まったり、屋根の上から様子を眺めています。
鳩の帰巣本能を利用したのが伝書鳩。
鳥の多くは子育ての為の営巣場所と寝場所は別なのですが、
鳩は営巣場所と寝場所が一緒の珍しい鳥との事。
そして年に何度も卵を産むそうです。
此処にはもう場所が無くなりましたので、次の卵は
どこか山のほうに新しい新居を構え、安心して子育てしてもらえると思います。